駐車場のアスファルトは何cm必要? 厚さの目安と、実は大事な「下」の話
公開日: 2026-07-26|カネケン京葉コミュニティ株式会社
駐車場のアスファルト舗装は、乗用車が中心なら表層3〜5cm程度が一般的な目安です。ただし、舗装の持ちを決めているのは表面のアスファルトだけではありません。その下にある路盤(砕石の層)の方が、実は効いています。ここでは、千葉・東京で駐車場舗装を手がけるカネケン京葉コミュニティ(創業1975年・船橋市)が、厚さの目安と、見積書で確認しておきたいポイントを整理します。
舗装は「層」でできています
アスファルト舗装というと、黒い表面だけを思い浮かべる方が多いのですが、実際には下から順に層が重なっています。
| 層 | 役割 |
|---|---|
| 路床(ろしょう) | 一番下の地面。ここが軟らかいと、上を厚くしても沈みます |
| 路盤(ろばん) | 砕石を敷いて締め固めた層。荷重を分散して受け止めます |
| 表層 | 一番上のアスファルト。走行面をつくり、水を通しにくくします |
厚さの話をするとき、多くの方が気にされるのは表層です。でも、車の重さを実際に受け止めているのは路盤の方なんですよね。
厚さの目安(用途別)
| 使い方 | 表層の目安 | 路盤の目安 |
|---|---|---|
| 乗用車が中心の月極・自宅駐車場 | 3〜5cm程度 | 10〜15cm程度 |
| 商業施設など交通量が多い場所 | 5cm程度以上 | 厚めに調整 |
| トラック・大型車が出入りする場所 | 5cm程度以上 | さらに厚く、地盤の確認も必要 |
いずれも一般的な目安で、実際の厚さは現地の地盤の状態と使い方で決まります。同じ乗用車用でも、地盤が軟らかい土地では路盤を厚くする必要がありますし、逆に締まった地盤なら標準的な構成で十分もちます。
大型車が入る予定がある場合は、事前にお伝えください。あとから「実は毎週トラックが入る」と分かると、傷み方がまったく変わってきます。
薄いと、どこに出るか
- わだち——タイヤの通る場所が沈み、雨のたびに水が溜まるようになります
- ひび割れ——たわみに耐えられず、表面が割れます
- 出入口まわりの傷み——車が切り返す場所は力がかかるため、真っ先に傷みます
特に多いのが出入口です。同じ厚さで全面を仕上げても、負荷のかかる場所から先に壊れます。当社では、出入口や大型車の通り道など、力のかかる部分の考え方をあわせてご提案しています。こうした症状の見分け方は、コラム「打ち替え時期の見極め方」でも詳しくご説明しています。
「厚くすれば良い」わけでもありません
一方で、必要以上に厚くしても、費用が増えるだけで効果は頭打ちになります。乗用車しか入らない月極駐車場に、幹線道路並みの構成は要りません。その駐車場が実際にどう使われるかに合わせるのが、いちばん無駄がない考え方です。
「とにかく丈夫に」ではなく、「何が・どれくらいの頻度で入るか」を先に教えていただければ、それに合った構成をご提案します。
見積書では、ここを見てください
舗装の見積書には、厚さが記載されているのが普通です。「表層 t=4cm」「路盤 t=10cm」といった書き方で、t は厚さ(thickness)を表します。
① 表層と路盤、両方の厚さが書かれているか。表層だけしか書かれていない見積書は、下の構成が分かりません。
② 既存の舗装を撤去する場合、その工程が入っているか。打ち替えでは撤去・処分が必要です。
③ 面積の考え方が同じか。同じ駐車場でも、出入口のすり付け部分を含むかどうかで面積が変わります。
金額だけを並べると、厚さが薄い方が当然安く見えます。数字が違う理由は、ここに隠れていることが多いです。見積書の比べ方は、コラム「駐車場舗装の見積書の読み方」もあわせてご覧ください。
よくある質問
Q. 今ある舗装の厚さを調べられますか?
A. 端部や傷んでいる箇所から、おおよその見当をつけられることがあります。正確に知るには一部を切って確認する方法がありますが、多くの場合は現況の傷み方から判断できます。
Q. 薄く舗装して、安く済ませることはできますか?
A. 可能ではありますが、あまりおすすめしていません。数年で傷んで直すことになれば、結果として費用がかさみます。ご予算に制約がある場合は、厚さを削るより、施工する範囲を分ける(傷みの激しい場所から先に直す)方をご提案しています。
Q. コンクリートなら厚さはどうなりますか?
A. 考え方が変わります。コンクリート舗装は費用も工期も変わりますので、コラム「アスファルトとコンクリートどっち?」をご覧ください。
広さを送っていただければ、構成の目安もお出しします
当社では、駐車場の広さ(㎡・坪、または「縦10m×横20m」のようなおおよそ)をLINEで送っていただくだけで、その場で概算の目安を自動でお返ししています。「大型車が入る予定がある」「地盤が弱いかもしれない」といった事情があれば、あわせてお知らせください。現地を拝見したうえで、必要な構成をご提案します。
概算は「広さを送るだけ」ですぐわかります
フォームで概算を依頼する|お電話の際は「駐車場舗装のホームページを見た」とお伝えください。