駐車場のひび割れ、放置するとどうなる? 形で分かる原因と、急ぐもの・様子見でいいもの

公開日: 2026-07-28カネケン京葉コミュニティ株式会社

駐車場の補修・舗装の概算は「広さを送るだけ」・無料= 概算を依頼する/お急ぎは 047-422-1580平日 9:00–18:00

「駐車場にひびが入ってきたが、すぐ直すべきなのか」——この時期によくいただくご相談です。

先に結論を書くと、ひび割れは形を見れば、急ぐものかどうかの見当が付きます。細い線が1本入っているだけなら慌てる必要はありません。一方、亀の甲羅のように細かく割れている場合は、表面ではなく下が傷んでいるサインです。

このページでは、千葉・東京で駐車場舗装を手がけるカネケン京葉コミュニティ(創業1970年・船橋市)が、ひび割れの見分け方と、放置した場合に何が起きるかをご説明します。

形で分かる、ひび割れの早見表

見た目呼び方主な原因急ぎ度
細い線が1〜数本線状のひび経年、温度差による伸び縮み低い(様子見でよいことが多い)
亀の甲羅のような細かい網目亀甲状のひび下の路盤が傷んでいる高い
車が通る場所がへこみ、その両脇に割れわだち割れ重い車の繰り返し通行、厚み不足やや高い
建物・縁石・側溝との境目に沿った割れ端部の割れ材料の違いによる動きの差低い〜中
排水桝のまわりの割れ桝まわりの割れ桝と舗装の動きの差、施工の継ぎ目

一番気にしていただきたいのは、亀甲状です。これは表面の問題ではなく、下の層が支えきれなくなっている状態を表しています。

ひび割れの形で急ぎ度を見分ける図解。亀の甲羅のような細かい網目は急ぎで、表面ではなく下の路盤が支えきれなくなっているサイン。車が通る場所がへこみ両脇が割れているものはやや急ぎで、重い車の繰り返し通行か厚み不足。排水桝のまわりの割れは中くらいで、桝と舗装の動きの差と施工の継ぎ目にあたる。細い線が1〜数本、建物や縁石との境目に沿った割れは、周囲が沈んでいなければ様子を見てよいことが多い

なぜ、ひび割れを放置すると悪くなるのか

理由は一つで、水が入るからです。

アスファルトの下には、砕石を締め固めた路盤という層があり、その下に地面(路床)があります。この路盤は、乾いて締まっている状態でこそ、上の重さを支えられます。

ひびから雨水が入ると、路盤に水が回ります。水を含んだ路盤はやわらかくなり、その上を車が通ると少しずつ沈みます。沈むと表面がさらに割れ、割れるとまた水が入る。これが繰り返されます。

最後にどうなるかというと、穴が開きます。舗装が抜けて、下の砕石が見えている状態です。ここまで来ると、表面を埋めるだけでは戻りません。

つまり、ひび割れそのものが問題というより、ひび割れが水の入り口になることが問題なのです。

ひび割れを放置すると悪くなる理由の図解。アスファルトの下には砕石を締め固めた路盤があり、乾いて締まっているからこそ上の重さを支えられる。ひびから雨水が入ると①路盤に水が回ってやわらかくなる②その上を車が通って少しずつ沈む③沈むと表面がさらに割れてまた水が入る④最後は穴が開いて舗装が抜け下の砕石が見える。ここまで来ると表面を埋めるだけでは戻らず、水たまりができる場所のひび割れは進みが速いひび割れを放置した場合の時間の流れの図解——ひびが入る(この時点では通行に支障はない)、ひびが広がる・増える(夏の熱と冬の寒さで伸び縮みを繰り返す)、周りがへこんでくる(路盤に水が回った状態)、穴が開く(ここまで来ると範囲が広がる)、周囲にも波及する(一箇所抜けると隣接部の支えも弱くなる)

放置した場合、時間の流れとしてはこうなります

  • ひびが入る——この時点では通行に支障はありません
  • ひびが広がる・増える——夏の熱と冬の寒さで、伸び縮みを繰り返します
  • 周りがへこんでくる——路盤に水が回った状態です
  • 穴が開く——ここまで来ると、範囲が広がります
  • 周囲にも波及する——一箇所抜けると、隣接部の支えも弱くなります

どのくらいの時間で進むかは、交通量、路盤の状態、水の逃げ方で大きく変わるため、一般的な年数はお伝えできません。ただ、水たまりができる場所のひび割れは進みが速い、というのは共通しています。水が溜まっている分、入る量が多いためです。水はけについては「駐車場の水たまり」のコラムをご覧ください。

直し方の選択肢

状態直し方費用の目安(税別)
細い線状のひびひび割れに材料を充填して水の侵入を止める範囲によるためお見積り
一部が割れている・穴が開いたその範囲だけ切り取って部分補修50,000円〜/箇所
亀甲状が広範囲・へこみが目立つ打ち替え(撤去して路盤から直す)6,500円/㎡〜

亀甲状のひび割れを、表面だけ埋めても戻りません。原因が下にあるからです。埋めた直後はきれいになりますが、数ヶ月で同じところが割れてきます。ここは正直にお伝えしています。

打ち替えの見極めについては「打ち替え時期の見極め方」のコラムに詳しく書きました。ご自身で応急処置をされる場合は「アスファルトの穴はDIYで直せる?」もあわせてご覧ください。

急ぐもの・様子見でいいもの

早めに手を打った方がよいもの

  • 亀の甲羅のような細かい網目状の割れ
  • ひびの周りが沈んでいる、へこんでいる
  • ひびの上に水が溜まる
  • 割れ目から砂利や土が見えている

しばらく様子を見てよいもの

  • 細い線が1〜数本、へこみを伴わない
  • 建物や縁石との境目に沿った割れで、周囲が沈んでいない

ただし、様子を見る場合も、水が入り続けていることに変わりはありません。次に何かの工事をされるとき、あるいは区画の引き直しをされるときに、あわせて手を入れておくと無駄がありません。

急ぐものと様子を見てよいものを分けた図解。早めに手を打つのは、亀の甲羅のような網目状の割れ・ひびの周りが沈んでいる・ひびの上に水が溜まる・割れ目から砂利や土が見えているもので、下が傷んでいるため表面だけでは戻らない。しばらく様子を見てよいのは、細い線が1〜数本でへこみを伴わないものと、建物や縁石との境目に沿った割れで周囲が沈んでいないもの。ただし様子を見る場合も水は入り続けているので、次の工事や区画の引き直しのときに合わせて手を入れると無駄がない

細いひびは、冬に広がることがあります。凍って解けてを繰り返すと、すき間の水がひびを内側から押し広げるためです。冬に見ておくところは「冬にアスファルトは凍って割れる?」に書きました。

よくある質問

Q. ひび割れの補修に、火災保険は使えますか?
A. 台風や大雪などの自然災害が原因である場合、契約内容によっては対象となることがあります。ただし、経年劣化によるひび割れは対象外とされるのが一般的です。加入されている保険の契約内容によりますので、保険会社または代理店にご確認ください。当社は保険の判断はいたしかねますが、被害の状況を写真と書面でお出しすることはできます。
Q. 自分でひび割れを埋める材料が売っていますが、効きますか?
A. 細い線状のひび割れであれば、水の侵入を減らす効果は期待できます。ただし、亀甲状の割れや、へこみを伴う割れには効きません。原因が下にあるためです。市販の材料で対応できる範囲は「アスファルトの穴はDIYで直せる?」のコラムで整理しています。
Q. ひび割れから草が生えてきました。
A. ひびが入っている証拠なので、草を抜くだけでなく、割れの状態を一度見ておくことをおすすめします。舗装の真ん中から草が出るのは、そこに土が入る隙間があるということです。詳しくは「駐車場の雑草対策」のコラムに書きました。

写真を1枚送っていただければ、見当が付きます

当社では、駐車場の広さ(㎡・坪、または「縦10m×横20m」のようなおおよそ)をLINEで送っていただくだけで、その場で概算の目安を自動でお返ししています。

ひび割れのご相談では、割れているところを真上から撮った写真があると、形が分かって見当が付けやすくなります。可能であれば、少し離れて全体が写った写真もあわせてお送りください。範囲によって、部分補修で足りるのか、打ち替えを考えた方がよいのかが変わります。

「まだ直す気はないが、急ぐものかどうかだけ知りたい」というご相談でも構いません。現地を拝見したうえで、無理のない範囲をお伝えします。

概算は「広さを送るだけ」ですぐわかります

フォームで概算を依頼するお電話の際は「駐車場舗装のホームページを見た」とお伝えください。

施工会社の私たちについて
このコラムは、千葉の建設会社カネケン京葉コミュニティ(ARCFEELGROUP)が書いています。自社の業務をAIで整えてきた記録を 建設会社のAIブログでも公開しています。