月極駐車場の無断駐車——舗装や区画でどこまで防げるか、正直にお話しします
公開日: 2026-08-02|カネケン京葉コミュニティ株式会社
「無断駐車を、工事で何とかできませんか」——オーナー様からいただくご相談の中でも、答えにくいものの一つです。できることと、できないことが、はっきり分かれるからです。このページでは、千葉・東京で駐車場舗装を手がけるカネケン京葉コミュニティ(創業1975年・船橋市)が、路面や設備で防げる範囲と、そうでない範囲を分けてご説明します。
先に結論:ゼロにはできません
正直にお伝えします。舗装や区画の工事で、無断駐車をゼロにすることはできません。
減らせるのは、次に書く「うっかり停めてしまう人」の分です。分かっていて停めている方には、路面表示も車止めもほとんど効きません。
ここを曖昧にしたまま工事をお勧めすると、終わったあとに「変わらなかった」というお話になります。ですから先に線を引かせてください。
無断駐車は、二種類に分かれます
| どういう人か | 効く手 | |
|---|---|---|
| ① 分かっていない | 空いているので停めた/月極だと気づいていない/来客が契約者の区画に入れた | 路面・設備で減らせます |
| ② 分かって停めている | 常習・近隣の店の客・夜間だけ | 路面・設備ではほとんど効きません |
ここを分けずに考えると、話がこじれます。②の一台が目立つせいで、全体が②に見えてしまうからです。実際には「読めば分かるようになっていなかった」だけ、という場合も含まれているはずで、まずそこを潰してから②の話に進む方が順序として無理がありません。
以下は①の話です。②については最後に触れます。
①に効くのは、この四つでした
一つ目、区画番号と「月極」の表示が読めること。意外に多いのが、番号が薄くなっていて読めない、車が停まると隠れて見えない、という状態です。停める側からは「管理されていない土地」に見えます。番号の付け方は「区画番号の付け方と振り方」のコラムに書きました。
二つ目、空き区画をふさぐこと。カラーコーンは手で動かせるので、常習の方には効きません。動かしにくいのは、地面に固定するタイプのポールやチェーンです。ただし、契約が決まったときに外す手間が出ますので、空きの多い駐車場では向き不向きがあります。
三つ目、出入口を絞ること。間口が広く、どこからでも入れる駐車場は、入るときの心理的な抵抗がありません。縁石や車止めで入口を一箇所にまとめると、「わざわざ入る」形になります。出入口の作りについては「出入口で車をこする」のコラムもご覧ください。
四つ目、全体がきれいに見えること。これは数字で示せませんが、実感としてはかなり効きます。白線がはっきりしていて、舗装が傷んでいない駐車場には、停めにくいものです。逆に、砂利が散って草が生えている土地は、空き地と区別が付きません。
効果を数字でお示しできるほどの実績はまだありませんので、あくまで現場を見てきた者の感覚としてお読みください。見た目そのものが「ここは管理されています」という表示として働く——そう考えると、白線や舗装は思っているより雄弁なのだと思います。
工事のついでにできること
ばらばらに手配するより、まとめた方が費用も手間も軽くなります。
- ライン引き直しのときに、番号の位置を見直す(車が停まっても見える位置へ)
- 舗装のときに、ポールやチェーンの基礎を先に入れておく
- 打ち替えのときに、出入口の形を変える
いずれも単独でやると小さな工事になり、その分だけ割高になります。面を触るタイミングが、いちばん安く済みます。
②については、当社の領域を超えます
分かっていて停めている車への対応は、路面の話ではなくなります。
張り紙の文面、警告の出し方、料金や損害の請求、車を動かすことの可否——このあたりは法律の話ですので、当社ではお答えしていません。よく見かける「罰金◯万円」といった表示についても、実際に請求できるかどうかは別の問題になると聞いています。
ご自身で車を動かしたり、レッカーを手配したりする対応は、かえって別の問題を招くことがあるとも聞きます。実際にどう動くかは、警察や弁護士さんにご相談ください。
私たちがお手伝いできるのは、そこに至る前の「読めば分かる状態」を作るところまでです。
ご相談の前に見ておいていただきたいこと
- 番号と表示が、車が停まった状態でも読めるか——実際に停めてもらって見ると、隠れているのが分かります
- どこから入られているか——出入口が複数あるか、隣地から入れるか
- 時間帯——夜だけか、昼だけか。夜だけなら照明の話になることもあります(照明工事は当社では扱っておりません)
写真を何枚か送っていただければ、路面と設備でできることの見当をお伝えします。
いただくご相談から
Q. 「無断駐車禁止」の看板を立てれば効きますか。
A. ①の方には効きます。②の方には、あまり期待できません。ただ、表示が無い状態よりは確実によいので、まず出すことをお勧めしています。設置そのものは当社の工事でなくてもできます。
Q. 契約者の区画に来客が停めてしまいます。
A. これは①の典型です。番号が読めるかどうかと、来客用の区画を一つ決めてあるかどうかで、だいぶ変わります。区画の割り方は「区画は何m必要?」のコラムをご覧ください。
Q. チェーンとポール、どちらがいいですか。
A. 空きが少なく、外す頻度が低いならポール。空きが動くならチェーンの方が扱いやすいです。ただしチェーンは低いと見えず、つまずきや接触の元になります。高さと色は現地を見て決めましょう。
Q. 工事で解決すると言ってもらえませんか。
A. 申し訳ありませんが、そうは申し上げられません。減らすお手伝いはできますが、無くすとはお約束できないというのが正直なところです。そのうえで、費用に見合う手だけをご提案します。
まずは、読めているかどうかを見ます
無断駐車のご相談では、いきなり工事の話にはしません。今の表示が読める状態かどうか、入りやすい形になっていないかどうか。そこを見てから、必要な分だけをお出しします。
千葉・東京で駐車場の舗装・区画工事をお受けしています。停まっている状態の写真と、出入口まわりの写真をお送りいただければ、見るべきところをお伝えしたうえで現地を確認してご提案いたします(最終確定は現場条件の確認後になります)。
まずはお気軽にご相談ください。
概算は「広さを送るだけ」ですぐわかります
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