駐車場の出入口で車をこする——段差の直し方と、置くだけスロープの注意点
公開日: 2026-07-29|カネケン京葉コミュニティ株式会社
「駐車場に入るとき、いつも車の底をこすってしまう」——出入口の段差は、毎日のことなので地味に効いてくるご相談です。
段差の直し方は、どこに段差があるかで変わります。敷地の中で直せる場合と、道路側に手を入れないと直らない場合があり、後者は自治体の許可が関わります。ここを分けて考えると、話が早く進みます。
このページでは、千葉・東京で駐車場舗装を手がけるカネケン京葉コミュニティ(創業1975年・船橋市)が、段差の原因と直し方をご説明します。
なぜ、出入口に段差ができるのか
| 段差の場所 | 原因 |
|---|---|
| 道路と敷地の境目 | 道路と敷地の高さがもともと違う。宅地造成のときの計画による |
| 歩道の縁石まわり | 歩道と車道の間に段差がある。乗り入れ部分が作られていない |
| 敷地の中 | 舗装が沈んだ、路盤が傷んだ、後から一部だけ舗装した |
一つ目と二つ目は、もともとそういう作りになっているという話です。傷んだわけではありません。三つ目だけは、傷みが原因なので、直すと元に戻ります。
段差があると、何が起きるか
車の底やバンパーをこする。車高の低い車ほど厳しくなります。毎回ゆっくり斜めに入る、という運転で回避されている方も多いと思います。
タイヤの負担が増える。乗り上げるときに角が当たるので、繰り返すとタイヤの側面を傷めることがあります。
雨水が敷地に流れ込む。道路が高く敷地が低い場合、雨のたびに水が入ってきます。逆に敷地が高い場合は、こちらの水が道路へ出ていきます。
歩行者がつまずく。貸している駐車場では、ここが気になるところです。
直し方の四つの選択肢
① すりつけ舗装(敷地側で傾斜をつける)
敷地の中に、緩やかな傾斜を作って段差を吸収する方法です。敷地内で完結するので、一番取り組みやすいやり方です。部分的な工事であれば、当社の部分補修の目安は50,000円〜/箇所(税別)です。範囲によって変わりますので、現地を拝見してご提案します。
② 乗入れブロック・段差プレートを置く
市販のゴム製・樹脂製のスロープを置く方法です。安く、すぐできます。ただし注意点があるので、次の見出しで詳しく書きます。
③ 歩道の切り下げ(乗入れ部分を作る)
歩道の縁石を下げて、車が入りやすい形に作り替える工事です。効果は大きいのですが、道路は自治体などの管理なので、勝手に工事はできません。所定の許可を得たうえで、決められた仕様で施工することになります。手続きや可否は自治体によって違いますので、まずはお住まいの市区町村の道路管理担当課にご確認ください。当社は、工事の内容や進め方についてのご相談に乗ります。
④ 舗装の打ち替えのときに、あわせて直す
敷地内の沈みが原因であれば、打ち替えの機会に高さを付け直すのが一番きれいです。当社の打ち替えは6,500円/㎡〜(税別)が目安です。段差だけを直すより、他の工事とまとめた方が費用の面では有利になることが多いです。打ち替えの見極めは「打ち替え時期の見極め方」のコラムをご覧ください。
置くだけのスロープは、置き場所に注意が必要です
ホームセンターなどで売っているゴム製のスロープは、手軽で効果もあります。ただ、道路(歩道を含む)の上に置く場合は注意が必要です。
道路に物を継続して置くことは、原則として認められていません。自治体によっては、はっきりと「置かないでください」と案内しているところもあります。理由は、
- 自転車や歩行者がつまずく、滑る
- 雨水が流れる道をふさぐ
- ずれた拍子に、通行の妨げになる
といったことです。実際に事故が起きた場合、置いた側の責任が問われることもあります。
敷地の中に置く分には問題ありません。道路にはみ出しているかどうかが分かれ目です。判断に迷う場合は、自治体の道路管理担当課にお尋ねください。
相談の前に、確認していただけると早いこと
- 段差の高さ(おおよそで構いません。5cmなのか10cmなのか)
- 段差の場所(道路との境目か、歩道の縁石か、敷地の中か)
- 道路側に歩道があるか(歩道があると③の話になります)
高さは、定規を当てて写真を撮っていただけると確実です。
よくある質問
Q. 段差は何cmから気になりますか?
A. 車種によりますが、5cmを超えるとこすりやすくなるという感覚です。10cmあると、多くの車で斜めに入る必要が出てきます。ただし、段差の高さより角の形の方が効きます。角が立っていると、低くてもこすります。
Q. コンクリートで自分で埋めてもいいですか?
A. 敷地の中であれば、ご自身で施工されても構いません。ただ、雨水の流れる方向を変えてしまうことがあるので、そこだけご注意ください。道路へ水を流す形になったり、逆に敷地内に溜まるようになったりします。水の流れについては「駐車場の水たまり」のコラムもご覧ください。
Q. 段差を直したら、車が入れやすくなりますか?
A. 出入口の段差が原因であれば、はっきり変わります。ただ、入りにくさの原因が前面道路の幅や、区画の割り方にある場合は、段差を直しても解決しません。全体を見たうえでご提案しますので、現地を拝見させてください。区画の寸法については「駐車場の区画は何m必要?」のコラムにまとめています。
写真1枚で、見当が付きます
当社では、駐車場の広さ(㎡・坪、または「縦10m×横20m」のようなおおよそ)をLINEで送っていただくだけで、その場で概算の目安を自動でお返ししています。
段差のご相談では、道路側から出入口を撮った写真があると、道路と敷地の高低差や、歩道の有無が分かります。「こする場所」が決まっているようでしたら、そこを近くから撮った写真もいただけると確実です。
敷地内で直せるのか、道路側の手続きが要るのかは、写真である程度の見当が付きます。まずはお気軽にお送りください。
概算は「広さを送るだけ」ですぐわかります
フォームで概算を依頼する|お電話の際は「駐車場舗装のホームページを見た」とお伝えください。