駐車場の車止めの位置と高さ——後輪基準の決め方・高さは10〜15cmが目安

公開日: 2026-07-30カネケン京葉コミュニティ株式会社

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車止めの位置は、「壁から何センチ」で決めるものだと思われていることが多いです。

実際に見るのは、停める車の後輪がどこに来るかです。

車止めとは、駐車区画の後端側に固定し、後輪を当てて停止位置を知らせる部品のことです。パーキングブロック・輪止め(輪留め)とも呼ばれます。

このページでは、千葉・東京で駐車場舗装を手がけるカネケン京葉コミュニティ(創業1970年・船橋市)が、車止めの位置と選び方をご説明します。

車止めの正しい位置は?——「後輪が当たる場所」で決めます

車止めの正しい位置は、壁からの距離ではなく「停める車の後輪が当たる場所」が基準です。目安は壁から車止めの後端まで90〜100cm。後ろの張り出しが長い車が入る区画では、広めに取ります。

車止めは、後輪が当たって止まる部品です。ですので、後輪の位置を基準に置きます。

ここで見落とされやすいのが、後輪より後ろに車体が張り出していることです。

見るところ内容
後輪から車の後端まで車種によって違います。ワゴンやワンボックスは長めです
壁・フェンスまでの余裕後端が当たらないだけでなく、荷物の出し入れができるか
一般的な目安壁から車止めまで90〜100cm程度で考えることが多いです
実際に決めるとき停める車が分かっている場合は、その車で合わせるのが確実です

90〜100cmというのは、あくまで一般的な目安です。軽自動車ばかりの区画と、ワンボックスが入る区画では変わります。

月極でお貸しになる場合は、車種が入れ替わります。その場合は、大きめの車が入っても後端が当たらない位置に取っておく方が、後から困りません。

車止めの位置の図解——壁からの距離ではなく後輪が当たる位置で決める。車種で変わるのは後輪から車の後端までの張り出し

車種で、壁からの距離はどう変わりますか?

車種で変わるのは「後ろの張り出し」(後輪から車の後端までの長さ)です。軽自動車は短く、ミニバンやワンボックスは長いため、同じ後輪の位置でも壁までに必要な余裕が変わります。目安の90〜100cmから、大きい車が入る区画ほど広めに取ります。

「壁から何cm」の一律の答えがないのは、この張り出しが車種でかなり違うからです。

入る車考え方
軽自動車が中心張り出しが短いので、目安の範囲で壁に寄せられます
セダン・コンパクト目安の90〜100cmで考えることが多いです
ミニバン・ワンボックス(アルファードなど)張り出しが長いので、目安より広めに。後ろの荷室を開ける余裕も見ます
小型トラックが入る荷台の張り出しと積み下ろしの動きまで見て、現地で決めます

停める車が決まっているなら、その車を実際に停めて後輪の位置で合わせるのが確実です。月極のように車が入れ替わる場所では、いちばん大きい車に合わせておくと後から困りません。

車止めの寸法は?——高さと位置の2つで見ます

車止めの寸法で見るのは、高さと置く位置の2つでした。「車止め 寸法」で調べると製品の長さや幅の表が出てきますが、停めやすさにまず効くのはこの2つです。

高さは市販品で10〜15cm程度、位置は壁から車止めの後端まで90〜100cmが目安です。位置は、上でご説明した「後輪が当たる場所」から決まります。高さは、低すぎると乗り上げ、高すぎると車の下を打つので、その間で選びます。

高さも含め、寸法はメーカーや品番で違いますので、実物の寸法をご確認ください。カタログの寸法表は、停める車と位置が決まってから見る方が早いです。見積もりの前にご用意いただくと早いものは「見積もりを取る前に」のコラムにまとめています。

車止めがあると、何が防げるのか

  • 壁・フェンス・建物の外壁に車をこすること
  • 隣の区画へのはみ出し
  • 歩行者の通り道への進入
  • 側溝や法面への落輪

特に多いのがフェンスです。少しずつ押されて、気づいたときには歪んでいる。フェンスを直す方が、車止めを付けるより高くつきます。

「置くだけ」で足りるのか

置くだけのタイプもあります。ただ、駐車場で使うと、たいてい動きます。

毎回タイヤが当たるので、少しずつ押されていきます。最初は真っすぐだったものが、半年後には斜めになっている。雪かきや落ち葉の掃除で引っかけて、動くこともあります。

ですので、基本はアンカーで路面に固定します。舗装してある場所なら、アンカーは打てます。

砂利や土のままだと、固定するものがありません。砂利の上に置いても沈みますし、位置も保てません。砂利敷きの駐車場で車止めを付けたい場合は、舗装と一緒にご検討いただく方が収まりがよくなります。

車止めでぶつけたり乗り上げたりが起きる理由を示した図解。車止めは低いので運転席から見えず、ミラーにも映らないためぶつかる。高さは10〜15cmの範囲で選ぶのが基本で、市販品はこの範囲が多いがメーカーや品番で違うため実物の寸法を確認する。低すぎると乗り上げてしまい止めとして効かず、高すぎると乗り上げたときに車の下を打つ。もう一つ効くのが色で、白やコンクリートの地色は路面と馴染むため、区画のラインとは別の色にすると輪郭が分かる

「ぶつけた」「乗り上げた」が起きる理由

車止めは低いので、運転席から見えません。ミラーにも映りません。だからぶつかります。

高さは10〜15cmの範囲で選ぶのが基本です。高さの選び方には、両方向の失敗があります。

  • 低すぎると、乗り上げてしまいます。効きません
  • 高すぎると、乗り上げたときに車の下を打ちます

市販されているものは10〜15cm程度のものが多く、その範囲で選ぶことになります。メーカーや品番によって違いますので、実物の寸法をご確認ください。

もう一つ効くのが色です。白やコンクリートの地色だと、路面と馴染んで見えにくくなります。区画のラインとは別の色にしておくと、輪郭が分かりやすくなります。

車止めの素材三つを比べた図解。コンクリートは重くて動きにくく長く使えるが、角が欠け、欠けると鉄筋が見えることがある。樹脂は軽く色を選べるが、紫外線で色が褪せ割れることがある。ゴムは当たりが柔らかく跳ね返りが少ないが、夏場にたわむことがある。どれが正解ということはなく、長く置くならコンクリート、見た目を整えたいなら樹脂やゴムという選び方が多い

素材で変わること

素材特徴気をつける点
コンクリート重くて動きにくい。長く使えます角が欠けます。欠けると鉄筋が見えることがあります
樹脂軽い。色を選べます紫外線で色が褪せます。割れることがあります
ゴム当たりが柔らかい。跳ね返りが少ないです夏場にたわむことがあります

どれが正解ということはありません。長く置くならコンクリート、見た目を整えたいなら樹脂やゴム、という選び方が多いです。

なお、市販品の価格はここでは触れません。品番や購入先で変わりますし、当社の見積もりに含まれる場合は工事の内容と一緒にお出しします。

付けるタイミングは、舗装かライン引き直しのとき

駐車場のライン引きの施工写真

車止めだけを後から付けることもできます。ただ、アンカーを打つ作業と、位置を出す作業が別で発生します。

舗装を打ち替えるとき、あるいはラインを引き直すときが、いちばん収まりのよいタイミングです。区画の位置を決めるのと、車止めの位置を決めるのは、同じ作業だからです。

区画の寸法や通路幅の考え方は「区画は何m必要?」のコラム、番号の付け方は「区画番号の付け方」のコラムにまとめています。

よくいただくご質問

Q. 車止めの正しい位置は、壁から何cmですか。

A. 目安は壁から車止めの後端まで90〜100cmです。ただし基準は壁からの距離ではなく「停める車の後輪が当たる場所」で、ワゴンやワンボックスなど後ろの張り出しが長い車が入る区画では広めに取ります。停める車が決まっている場合は、その車で合わせるのが確実です。

Q. 車止めの高さは何cmがいいですか。

A. 市販品は10〜15cm程度が多く、ふつうの乗用車ならこの範囲で選べば足ります。低すぎると乗り上げて効かず、高すぎると乗り上げたときに車の下を打ちます。車高の低い車が入る区画は低め、ワゴンやトラックが入る区画は高めが目安ですが、メーカーや品番で寸法が違いますので、実物の寸法をご確認ください。

Q. 車止めは、1台に1個ですか、2個ですか。

A. 1台につき1個を中央に置く形と、左右のタイヤに合わせて2個置く形があります。2個の方が斜めに入ったときにも効きますが、位置がずれると片方しか当たりません。停め方の癖がある場所では、実際の停まり方を見てから決める方が確実です。

Q. 車止めの位置を変えたくなったら、動かせますか。

A. 固定してあるものは、外して打ち直しになります。アンカーの跡が路面に残りますので、跡が気になる場合は補修が必要です。最初に位置を決めておく方が、結果的にきれいです。

Q. 車止めは、付けた方がいいのでしょうか。

A. 必ず必要というものではありません。前が開けていて、はみ出しても支障がない場所なら無くても回ります。効くのは、壁やフェンスが近い場所、隣の区画とのはみ出しが起きている場所、歩行者が通る場所です。現地を見せていただければ、必要かどうかも含めてお話しします。

Q. アルファードのような大きい車の場合、位置はどう決めればいいですか。

A. 大きいミニバンやワンボックスは後輪から車の後端までの張り出しが長いため、壁から車止めまで90〜100cmの目安より広めに取ります。停める車が決まっているなら、その車で後輪の位置を合わせるのが確実です。月極で車が入れ替わる区画は、大きい車に合わせておくと後から困りません。

Q. 車止めの寸法は、どこを見て選べばいいですか。

A. まず見るのは、高さと置く位置の2つです。高さは市販品で10〜15cm程度が目安ですが、実寸はメーカーや品番で違います。位置は壁から車止めの後端まで90〜100cmが目安です。実際に合うものは停まる車と停め方で変わりますので、現地を見せていただければ、位置と個数も含めてお話しします。

位置は現地で決めるのがいちばん確実です

寸法の目安はお伝えできますが、実際に停まる車と、そこを使う方の停め方で変わります。

千葉・東京で駐車場の舗装・ライン引き・車止めの設置をお受けしています。現地を確認したうえで、位置と個数のご提案をいたします(最終確定は現場条件の確認後になります)。

まずはお気軽にご相談ください。現状の写真がありましたら、あわせてお送りください。

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このコラムは、千葉の建設会社カネケン京葉コミュニティ(ARCFEELGROUP)が書いています。自社の業務をAIで整えてきた記録を 建設会社のAIブログでも公開しています。