駐車場アスファルトの補修費用——症状別の目安と、小さな穴でも5万円からになる理由
公開日: 2026-08-04|カネケン京葉コミュニティ株式会社
「小さな穴が一つなんですが、いくらぐらいでしょうか」——このご質問を、よくいただきます。お答えするたびに、少し申し訳ない気持ちになります。穴が小さくても、5万円〜/箇所(税別)になるからです。「その大きさで、そんなにするんですか」と言われることもあります。もっともだと思います。ですので、この金額が何でできているのかを、先にお話しさせてください。このページでは、千葉・東京で駐車場舗装を手がけるカネケン京葉コミュニティ(創業1975年・船橋市)が、症状別の見当と一緒にご説明します。
補修の費用は、広さでは決まりません
新設や打ち替えの費用は、面積で計算できます(「駐車場の舗装費用はいくら?」のコラム)。ところが部分補修は、そうなりません。理由は単純で、小さく直すときの費用は、直す広さではなく「一度そこへ行くこと」で決まるからです。中身を分けると、こうなります。
- 職人と機材が現場に入る——カッター、転圧の機械、運搬の車。1平米でも10平米でも、持ち込むものは変わりません
- 合材を用意する——アスファルト合材は熱いうちに使う材料で、少量だけ買うということができません
- 傷んだ部分を撤去して処分する——剥がしたものは産業廃棄物として処分します
- 周りとの取り合いを作る——既存の舗装との境目は、後で切れてこないように処理します
このうち、面積に比例するのは三つ目くらいです。だから小さくしても、あまり安くなりません。「一箇所いくら」という表し方をしているのは、そういう事情によるものです。
症状別に、どこまでで済むか
金額の前に、まず部分で済む話か、面で直す話かが分かれます。ここを間違えると、直しても数か月でまた同じ場所が抜けてしまうのです。
| 症状 | まず疑うところ | 直し方の見当 |
|---|---|---|
| 小さな穴・へこみが1〜2か所 | 表面だけの傷み | 部分補修で足りることが多い(5万円〜/箇所) |
| ひび割れが線状に走っている | 形で原因が変わる | 「ひび割れ、放置するとどうなる?」のコラムの通り、形で判断 |
| 亀甲状(網目)のひび | 下の路盤が傷んでいる | 部分では収まりにくい。剥がして下から直す |
| わだち・沈下で水がたまる | 路盤か、そもそもの勾配 | 面で直す話になりやすい(6,500円/㎡〜) |
| 継ぎ目や際が開いてきた | 線から始まる傷み | 「アスファルトの継ぎ目」のコラムをご覧ください |
| 白線が薄い | 舗装とは別の工事 | 塗装での引き直しは10万円台〜になりやすい |
いちばん多い勘違いが、三行目です。表面のひびに見えても、網目状に広がっているものは下からきています。上だけ埋めても、また同じところが割れる。ここは正直にお伝えするようにしています。
だから、まとめて直すと変わります
さきほどの内訳をご覧いただくと、想像がつくのではないでしょうか。
一度の入場でまとめて直せば、一箇所あたりの負担は下がります。機材の持ち込みも、合材の手配も、一回で済むからです。ですので、こういうご相談の仕方をしていただけると助かります。
- 気になっている場所を、全部挙げていただく(一つだけ挙げていただくと、かえって割高なご提案になります)
- 「今すぐ直したい場所」と「ついでに見ておきたい場所」を分けていただく
- 白線の引き直しを考えているなら、そのタイミングも一緒に教えていただく
一方で、待たない方がいいものもあります。人が躓く段差、車の底を擦る穴、水が溜まって凍る場所。ここは他がまとまるのを待たず、先に手を打ってください。
同じ穴でも、金額が動くところ
現地を見ないと言い切れないのは、次の三つが効くからでしょう。
一つ目、下がどこまで傷んでいるか。表面を剥がしてみたら路盤まで緩んでいた、ということがあります。その場合、入れ替える範囲は広がるでしょう。
二つ目、車を止められる時間があるか。月極や店舗の駐車場だと、日中は空けられないこともあるかと思います。夜間や休日の作業になると、段取りそのものが変わってきます。
三つ目、運び出す距離。剥がしたものは処分場へ持っていきますので、現場の場所によって多少動くのです。
写真をお送りいただいた段階でお出しできるのは、あくまで見当です。その見当が、現地で大きく外れないようにお伝えするのがこちらの仕事だと考えています。
見積もりの前に、これだけ分かれば話が早いです
現地に伺う前でも、次の三つがあれば見当が付きます。
- 傷んでいる箇所の写真——少し離れた全体と、近づいた一枚。両方あると助かります
- おおよその広さ——「縦◯m×横◯m」でも「◯台分」でも構いません
- いつごろからか——去年からなのか、この夏に急に出たのかで、原因の見当が変わります
図面は無くて構いません。測っていただく必要もありません(「見積もりを取る前に」のコラム)。
よくいただくご質問
Q. 自分で直せる範囲はありますか。
A. 小さな穴の応急処置でしたら、市販の補修材でしのげます。ただし持つ期間は限られます。範囲と手順は「アスファルトの穴はDIYで直せる?」のコラムに正直に書きました。
Q. 何か所からが「まとめて」になりますか。
A. 決まった数はありません。同じ日に回れる範囲かどうかで見ています。離れた場所でしたら、まとめる意味は薄いでしょう。
Q. 部分補修を繰り返すのと、全面を直すのと、どちらが得ですか。
A. 年に何度も別の場所が抜けるようになってきたら、面で直した方が結果的に安くつくことがあります。継ぎはぎが増えると、そこからまた傷みますので。判断の分かれ目は「上に重ねるか、剥がして直すか」のコラムにまとめてあります。
Q. 見積もりを取ったら、必ず頼まないといけませんか。
A. そんなことはありません。他社さんのお見積りを見せていただいて、中身のご説明だけ、ということもございます。
小さく直すか、まとめて直すか
補修のご相談は、たいてい「一か所だけ」から始まります。ただ、伺ってみると、もう何か所か出てくるものです。
一つずつ呼ぶより、まとめて見ていただく方が、たぶん安く収まります。かといって、危ない場所を待たせるのも違う。そのあたりの線引きは、写真を見せていただければ一緒に考えます(最終確定は現場条件の確認後になります)。
まずはお気軽にご相談ください。
概算は「広さを送るだけ」ですぐわかります
フォームで概算を依頼する|お電話の際は「駐車場舗装のホームページを見た」とお伝えください。